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鶴橋

学生の頃からの友人タカハマ君に会いに大阪へ行ってきた。

夕方の待ち合わせまで時間があったので、鶴橋の街を散策して過ごした。
鶴橋は駅周辺にコリアンタウンがあることでも知られており、駅から一歩でると細い路地には韓国の食材店や雑貨屋、飲食店などがところ狭しと軒を連ねており、韓国の風を感じることができた。

その日は晴天にも恵まれ、汗だくになりながらコリアンタウンや鶴橋の街を歩いた。僕にはそこにいる人たちが、韓国独自の文化と伝統を重んじながらも、型にはまらずにそれぞれの生活を楽しんでいるように思えた。

男ひとり、鶴橋に点在する韓流グッズショップを巡った。店が88ヵ所あればいいのになぁと思いながら、それぞれの店でKARAのニコルのグッズを買い、萌えに萌えた。

夕方、タカハマ君と久しぶりの再会。気がつけばもうかれこれ2年ほど会っていなかった。そのうちに彼は結婚し、子どもが生まれ、アボジになっていた。
アボジタカハマは仕事に意欲的にチャレンジし、自らを高めているようにみえた。目標設定を明確にすることで、自分の目標を着実に達成しているのだろう。
別れ際、そんな彼に僕の目標を聞かれた。僕は少し照れながら「恋がしたい」と答えた。そういう僕に対し彼はこう言った、
「恋はするもんじゃないだろ?恋は、“おちる”ものだろ。まえに誰かが言った言葉だよ」と。
僕はハッとした。そうだ、恋はするものではなくおちるものだったんだ。


蒸し暑い鶴橋の街で、いろんなことを気づかされた一日となった。


カムサハムニダ
# by okoshiyasu_kyoto | 2011-07-06 00:11

洞川の旅

奈良県洞川まで一泊二日旅行に行ってきた。友人のえんどう君とのふたり旅である。

洞川といえば、日本で唯一の女人禁制の山である大峰山の登山口として知られている。
町は洞川温泉としても有名であり、開山期間には沢山の参拝者でにぎわうらしい。到着したのが月曜日ということもあり、町に旅行者や参拝者の姿はほとんどなかった。実際に会ったのはカップル1組だけ。もしかすると僕たちもカップルとして見られていたかもしれない。ありえない話ではないね、と僕たちは目配せしあった。

豪雨の中、山道を何度も迷いながら吊り橋まで歩いたり、鍾乳洞を散策したり、温泉を満喫したりしてとてもスローな時間を過ごした。
僕たちもスローに過ごしたがそれ以上にスローなのは町の人たちである。
山のトロッコに乗ろうと看板に書かれた連絡先に電話をしたところ、「いま昼ごはんを食べてるから1時間後になったら動かすよ」という返事がかえってきたり、ご飯を食べに入った店では僕たちが入るまでお店の夫婦が奥でゆっくり昼寝をしていたり、とスローライフをまさに体現していた。
そうゆう空気のなかにいたこともあり、僕たちも時間を忘れてゆっくりと今という瞬間を楽しめた。

今回、大峰山山頂にある大峰山寺には行かなかったが、登山口から少しだけ山に入った。登山口には「女人禁制門」と書かれた大きな杭が打たれている。男子禁制と書かれた女子寮のようだ。
えんどう君は登山口から少し入って早々疲れたらしく駐車場に戻り、車のなかで僕のiPodに入っているKARAのPVを見て、ひとり萌えていた。
僕はしばらく山を歩き、音が変わったあたりで瞑想をした。
山を見渡していると大峰山寺に行ってみたい気持ちがどんどん大きくなるのを感じた。


今回の旅で僕たちは道に迷うことが多々あった。その度、誰かの助けがあり目的地にたどり着いた。そしてその目的地は意外と出発点のすぐ近くにあった。
すべてはつながっており、それは道にも出来事にも人にも共通していえる。

なにかに迷ったとき、視野を広げ他者の声に耳を傾け自らに目を向けることによって、答えが見つかることもある。
そのことを洞川の町から教えてもらった。そして、「今」を楽しむことを改めて学んだ。

ありがとう、洞川。
# by okoshiyasu_kyoto | 2011-06-22 13:02

九面観音像

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先日、奈良の法隆寺へ行ってきた。

少し前のこと、僕が尊敬する仏師の方に展覧会へ招待していただいた。その方の作品、九面観音像のモデルとなった仏像が法隆寺にあると聞き、早速行ってきた。

その日の斑鳩は好天に恵まれ、境内は修学旅行生や団体旅行者でにぎわっていた。
お目当ての九面観音像は宝物館にあり、僕はその仏像の前で1時間ほどジーッとしていた。いや、ボーッとしていたのかもしれない。おそらく警備の人には不審がられていただろう。

九面観音像を眺めたり話しかけたりしていると、ふと自分自身が無意識にあることに気づく。が、気づいたもうその瞬間には意識の中にある。仏像を前に自身のそんなやりとりを楽しんだ。
無意識の心地よさと同時に、意識的に無意識のなかに身をおくことの難しさも感じた。
# by okoshiyasu_kyoto | 2010-12-10 12:15

以前、泥だらけになっても思う存分遊べるようにと買った“つなぎ”を私服としても着たいと思い(こうゆう衝動は大半が深夜に訪れる)、裁縫箱を取りだし針に糸を通した。
小学生以来、久しぶりの並み縫いにテンションもあがり、裁縫の波にも乗った。・・・と思っていたが実際には波には乗っておらず、乗っていたのは調子だけで、裁縫の出来上がりは散々なものであった。
まずまっすぐ並み縫いしていたつもりがラインがかなり歪んでいる。そう、まるで波のように。これでは波縫いである。こうゆうときはダジャレで自身を励ますに限る。
出来上がったつなぎのズボン部分の形は、昔ヤンキー中学生がはいていたようなボンタン型になっている。
つなぎなのに下半身がボンタン型。いつかは流行るかもしれないがとにかく今は流行ってはいない、いたらゴメンナサイ。
見るよりも着るが早し。そんな言葉があるのかないのか知らないが、恐る恐るそなつなぎを着てみた。

明後日、泥だらけになって遊ぶ予定があるが、僕はつなぎは着ない。
# by okoshiyasu_kyoto | 2010-12-08 02:49

ニコル

K―popグループKARAのニコルが好きになって早数ヶ月が経とうとしている。あっという間とはこうして過ぎていくのかと日々感じる毎日である。
育てているアボカドにもニコルと名付け、日々話しかけている。はたから見ると気持ち悪がられそうだが・・・。
植物にこちらの意志が伝わることは広く知られているが、水はほどほどに愛情はたっぷりと与えていると、寒い季節にも関わらずニコルが芽をだしすくすくと育っている。
嬉しいかぎりだ。

アボカドも単なるアボカドではなくなっている。

俯瞰的にみればギブ&ギブのこの世界。

対話が楽しいことを改めてアボカドから教えてもらっている。
# by okoshiyasu_kyoto | 2010-11-23 02:28